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ついに最後のページです。SEN vol.1 12ページ目は、裏表紙です。
短い物語の紹介ですので、ぜひクリックして大きくして御覧ください。
※10ページ目は、すでに投稿済み。→SEN vol.1 -page10-
※11ページ目は、自己紹介とSENの紹介文ですので、このブログでは省きます。ただし、11ページ目にある「SEN この冊子の名の由来」というコラムは、すでに投稿済みの記事に添付しています。ご興味ある方は、ご確認下さい→この冊子の名の由来
さて、最終ページのタイルは、季節のタイルとして「クリスマス」をテーマにしました。
画像のクリスマスツリー型のタイルは、10センチ程度の大きさで、オーナメントとしてツリーに飾れるようにしています。「世界平和」が、日本語、スペイン語、アラビア語で描いています。
うちの近所に、とある有名な教会があります。某文学の巨匠が洗礼を受けた場所とか。とてもクラシカルな作りで、外観はゴシック系のゴツっとした感じの建築様式に、とてもフェミニンなパステルクリーム色の外壁、大きなステンドグラス、十字架の尖塔がフランス パリのそれに似て、女子ウケ間違い無しの雰囲気があります。(とても軽い書き方をしましたが、大変歴史価値のある教会です)
聖堂は遮る柱がなく、とても広く天が高く、赤い絨毯の道、太陽光がさすと祭壇がステンドグラスの淡い色彩に満ちてとても美しいです。荘厳な雰囲気があります。キリスト教でない人も、ここで結婚式をあげたいと希望者が出るほどと聞きます。(1年位ミサに通えばあげられるらしいです、たしか、、)
私も通いました。結婚式のためではありません笑
「キリスト教」というものに興味があり、バイブルやイエス・キリストの生涯などの本を読んでいました。 もう少し、実体験として触れてみたいと思い、日曜ミサに通った時期があります。人気の教会なので、すごい人(信者さんなど)が毎週来ていました。ミサの最後には、信者ではなくとも、両手を合わせれば神父さんに頭をなでてもらえるのですが、これはその日来たほぼ皆が参列して行きますので、とても長い列ができます。何度かそれにも参加しました。この人数で歩けば、まさにおお!という感じで、神父さんがとても偉大に感じました。大きな儀式は心を捉えるのだなと感心しました。
そこでお会いした教会の方々は、執拗な勧誘などは一切なく、とてもフランクで、信者でなくても気軽に接してくれます。もちろん、信者さんへのほうが手厚いですが、観光地に来たような感じで周りの方と溶け込みやすいです。おそらく布教活動しなくても、人気があるので勝手に信者さんが増えるのだと思います。
注意:私は宗教活動を推進する人ではありません汗
前回も登場したタイル。実はこの教会のステンドグラスをイメージしたもの。 |
さて、しばらくして、私はこの教会に行かなくなりましたが、その後1年位は、毎月そこからの月報冊子が家に届きました。とても丁寧に作成されており、いつも子ども向けの「お話」も掲載されていました。
そこで知ったのが、この「3本の木」の物語です。
なんだか、ほっこりするお話で、とても気に入りました。夢を叶える。。「夢」という言葉が、なぜか重くなってしまうときがあります。
がむしゃらに努力して、思い描いていた成功を手にする人。今、東京オリンピックが開催中です。若いスポーツ選手が夢を叶える姿には、感動しつつ、若いっていいなあ羨ましいな〜〜と思って観てしまいます。。
私の若い頃の夢は、テレビで見たバルセロナオリンピック(1992)のバルセロナの明るい街と、ガウディの建築に心奪われて、
いつかバルセロナに住んで、絵描きになりたいなーなんて思っていました。
そのまま学生になると、仕事のことも考えてしまい、ネイリストの道を選んでしまいました。大きくなり、バルセロナには2度行けましたが、そのまま残ることはできませんでした。
ネイリストを辞め、主婦となり、タイルに出会いましたが、絵かきの夢はもう難しいですね、、
今はもうタイルで日々頑張るだけですが、なかなか自分が夢求める姿には程遠いです。
どうしてもうまく行かないとき、自分は何をしているんだろう、とか。
このままでいいのかな、、もう全部諦めてしまおうか、、なんて考え込んでしまいます。
その時、この物語に出会えて、私は少し希望を貰えました。
この物語で、例えるなら、私はどんな木なのでしょうか。
そして、どんな形で夢は叶えられるのかなと、、、。淡い期待をもたせてくれる、そんな優しいお話です。
どの年代の人が読んでも、心に残る物語ではないかと、私は思います。
教会の風景。 |
では、これで、SEN vol.1 は最後です。
次回からは、SEN vol.2 (2020年発行)です。
注:画像の左下のHPアドレス(www.glasstearslaboratory.com)は、昔使用していたもので、今はもうありません。現在は、www.arcolunar.com です。